【DIY】古い家の押入れ断熱に挑戦!
廊下もところどころきしんでヤバい箇所もあります。
1階和室の居間とキッチンの敷居の障子を取っ払って一つの部屋にして、ほとんどそこにいます。
寝るのもそこ。
冬場はその居間の押入れの隙間から、強烈な冷気が流れ込んできます。
暖房が追っつかない。何とかしたい。
押入れの扉は襖。
隙間にはスポンジでできた防風・防音用隙間テープを貼っています。
少しはましなものの、隙間に手をかざすとやはり冷気は流れ込んできます。
押入れの向こう側は家の外ではなく、廊下と階段。
それでも押入れの中の冷気は相当なものです。
開けるとまるで外のような寒さ。
そう思いながら何年もの月日が流れました。なぜか。
押入れの向かって左側。
昔のまま放置され、何が入っているのかも分からないくらいものすごく物が詰め込まれている上に、襖もそっち側が天井の重みで開きにくくなっていました。
もはや拒絶反応。
会社での役職を外してもらって、ようやく気持ちに少しはゆとりができました。
「よし、やるか」
押入れ対策に動き出しました。
まずは襖のすべり対策。
上下の敷居に蝋を塗り込みました。
更に襖を外して少し上部をやすりで削りました。何とかすべりが改善。
次は断捨離。
古い大工道具や、書類やら何のために取ってあるのか分からないようなものまで、ごった返してました。
ほぼ1日がかりで捨てまくり。
45ℓのごみ袋が何袋も。
押入れの右側にあったタンスも出して、下はがらんどうになりました。
*一部お見苦しい私物は画像処理しています。
それで疲れ切ったので、また数週間があっという間に経ちました。
ようやく断熱のこと。
・案その1) 襖の奥にカーテンのようなものを垂らす。
いや、それでは冷気は防げないし、物の出し入れの時邪魔になる。
・案その2) 押入れの壁を断熱材で覆う。
やはりそれしかないか。
でも押入れの壁は複雑な形状です。
斜めに階段も通っています。
そして上下に分かれていて、上の階段裏側はベニヤ板。
その他は漆喰。
父が昔、上部を更に台を作って4段にしているからより複雑な形状。
押入れ:左側。階段の裏側で大半がふさがっています。
上部が更に4段に枠組みされています。
さて、覆うなら何で覆うか。
防音・断熱材のスタイロフォームを考えていましたが、ホームセンターへ行っても一番薄いので20㎜厚。
分厚すぎるなあ。
押入れの上部は形状が複雑なので、以前床に敷いていた8mm厚のアルミ保温シートで覆うことにしました。
それならハサミで細々切れます。残していてよかった。
そしてたまたま車で走っていた時に通りかかったホームセンター「コーナンプロ」に、「カネライトフォーム」というスタイロフォームと同じ素材で15mm厚のものを見つけました。
「よし、これを下側の壁と床面に使おう」
綿密に押入れの寸法を測りました。図面まで書いてやる気満々。
壁は漆喰で下部は割と単純なつくりなのでカネライトフォームをカッターで切り、強力両面テープで張り付けていきました。
多少のズレはご愛敬。
床部分もカネライトフォームを敷きました。
冷気が全く違います。さすが断熱材。
で、次が問題の上部です。
上部の段も外して、いよいよ8mm厚のアルミ保温シートで切り貼りしていきます。
これも強力両面テープで貼り付けました。
木の枠組みは微妙に斜めになってたりで、シートも隙間はどうしてもできますが、これもご愛敬で大目にみました。
階段下部のベニヤ板部分は、強力両面テープでも止まりませんでした。
コーティング等はやり直しができないので、貼り付けた端を黒い強力補修テープで貼り、固定しました。
何とかいけそう。
斜めの部分は少しフワッとしてますが一応固定できてます。
何とか天井までシートを貼り詰められました。
また上部の段を入れていきます。
完成です!
素人の断熱施術ですが、思いのほか寒さがない。
断熱というか断冷できてます。
押入れで過ごせるくらい(笑)
施工前、廊下が5℃なら押入れもほぼ同程度の6℃でした。
施工後、廊下が5℃なら押入れは10℃でした。
この4℃は大きいです。
何とも達成感!
やってよかった。
こうしておじさんの休日は終わりました。
これも古い家ならではのDIY。
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