【DIY】和室を猫専用部屋に改装しました

 

野良の子猫、飼うか悩みながらも、同時に猫専用部屋の準備のことも考えていました。

猫にとっての快適さももちろんですが、自分にとって「飼い続けられる」ための準備と言った方が合うかもしれません。

猫1匹部屋に置いていても、心配が少なく済む部屋への改装。

 

その準備の様子をお話しします。

 

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「飼うしかない」。
そんな使命感に駆り立てられて、ひとまず「飼う準備」を始めました。

まだまだ迷ってもいました。

 

飼ったことがない。
しかもおじさん。一人暮らし。

自分に猫の世話がずっとできるのか。

古い家の雑然とした部屋で飼えるのか。

 

その不安は、2階の空いた和室を猫専用部屋にすることで、何とか心の中で決着しました。

ただ、準備費用を試算しただけでも、けっこうな金額。
家計に響く。それも悩ましい。

 

また、猫をずっとその部屋だけで飼うことへの葛藤もありました。

 

それでも動き出しました。

 

真冬が近いから。
地域猫にされることに少し抵抗があるから。

事実上、放し飼いで飼ってるような状態に責任を感じるから。
早朝から大声で鳴きまくられることが、近所への迷惑にもなりかねないから。

そして飼うにしても、発情期になってから飼うと、スプレーと呼ばれる行動をされるのも怖いから。

 

 

猫専用部屋にする和室です。

 

かなり断捨離をしてきてこのくらい。家具はなし。
それでも、片付けるのに骨が折れそうです。

 

広さは、8畳。床の間を入れると10畳。
出窓もあるので、もう少し広く感じます。

窓からは日差しもあるし、猫にとっては見晴らしもいい。
そこは推しの部分。

 

ただ砂壁や、畳、障子、襖、レースのカーテン…、爪とぎのかっこうの餌食になりそうなものだらけ。
ある程度の覚悟はするものの、やっぱり不安。

 

使ってなかった部屋。
でも、元々客間としての和室です。

荒らされることへの抵抗感も片隅にありました。

 

 

何時間もかけて、一応片付けました。

掃除もしました。
と言っても、物を他の部屋に移動させただけ。
他の部屋が物置状態。

 

それでも何十年ぶりに片付いたことでしょうか。
スッキリ。

 

 

押入れはまだまだ布団や古いいろいろなものが詰まったままです。
開放して、猫用の隠れ家や上下運動に使えればいいのですが、今はとてもムリ。

 

奥に見える、新築時からあるガスファンヒーターは据付け型。
すでに壊れていて、ただの猫の踏み台化しそうです。。

 

 

エアコンも何十年も昔のものです。昭和の遺産。
クーラーのみの仕様。
長年使ってなかったものの、一応電源はつきました。

 

ただ、京都の夏は半端なく暑い。
真夏は38度ほどの猛暑の日が連日続きます。

 

2階はもはやサウナ状態のはず。
古いエアコンでは、いつつぶれるかも分かりません。

一定の温度で、コントロールするような性能がある時代のものではありません。

 

そして、真冬は底冷えします。
このエアコン、暖房がついていない。

もうすぐ真冬。

 

と言うことは、買い替えないといけない!?
予定にはなかったものが、どんどん浮かんできました。

 

 

ずっと使ってなかった部屋。
客間とは違った使い方だけど、再び脚光を浴びることになる。
少し感慨深いものがありました。

 

 

かつての客間の立派なテーブルも、猫の上下運動の台 兼 隠れ家に利用。

 

 

さて、片付けたはいいけれど、どんな部屋にすればいいのか。

 

■猫にとって

この部屋だけで楽しく暮らせること

・安心してくつろげる
・あきない
・上下運動と走れるスペースがある
・安全である
・飲食・排泄できる場所がある
・快適な室温が維持できる

 

■私にとって

・部屋の損傷が最小限に抑える
・猫を監視できる
・留守中も安心できる

 

 

で、実際に、部屋をどう改装するか。

今回は、部屋そのものの損傷が、最小限で済むようにするところまで。

猫にとっての設備やグッズはそのあとで。

 

 

【畳】

そのままだと猫が走り回って傷だらけになります。
爪とぎなんかもされたらすぐボロボロに。
簡単には交換できません。

そこでジョイントマットを敷くことにしました。

その理由は
・汚れたり、傷だらけになった部分だけの替えが利くこと
・畳が凸凹でも簡単にずれていかないこと
・部屋の形に合わせて簡単にカットできること
・猫が運動してもクッション性、防音性があること

 

選んだのは、

「DCMのショイントマット」(厚さ1cmで幅29.5cm×29.5cm)
9枚セット  ふち付

ふち付のジョイントマットがおすすめ。

 

厚さは2cmや1cmがありますが、2cmは厚過ぎ。
1cmでいいと思います。

大判かどうかは好みです。
私は部分毎に取り替えやすいことを優先して、レギュラーサイズにしました。

大量に必要な場合、ホームセンター等で在庫がない場合があります。
事前に取り寄せてもらうなどの必要があります。

ただ持ち運びも考えると、ネットでの注文がおすすめ。

 

ジョイントマット|ホームセンター通販はDCMオンライン (dcm-ekurashi.com)

 

【襖】

古い襖。表面は紙です。
それでなくても劣化してるのに、爪をたてられたらひとたまりもありません。

以前、ネットで見つけた「壁保護シート」を貼ることにしました。

 

選んだのは、

「BOOMIE はがせる壁保護シート」(45cm×2.3m)

引っ掻き防止の壁保護シートは何社か商品がありますが、ホームセンター等で置いてない場合がけっこうあります。

ネットで購入がおすすめ。



【障子】

すでに劣化してあちこち破れています。
でも、猫なら全部ビリビリにしてしまうかも。
それではあまりにも幽霊屋敷化してしまいかねません。

透明のビニールシートなども考えましたが、設置が簡単で丈夫なプラダンを貼り付けることにしました。

プラダンは、実際にホームセンター等へ見に行って、買うのがベストかと思います。
寸法等、実際に目で確認した方がいいからです。

 

選んだのは、

プラダン(寸法は3種類使用)

 

一応ネットもご参考

プラダン DCM その他のプラ板 乳白色 | ホームセンター通販はDCMオンライン (dcm-ekurashi.com)

 

【床柱】

今は使ってないとはいっても、せっかくの磨き上げられた床柱。
ここも爪とぎの場所にされたらたまりません。

選んだのは、よく工事現場で電柱なんかに巻いてある保護クッション。

 

選んだのは、

「カーボーイ 波型クッションロール巻」(60×90cm)


 

【カーテン】

引っ搔いて遊ばれたら終わり。
でも、対処療法。
やられたら、その時考えようと。

なので、ひとまずそのままに。
まあ、どうしようもないと言うのが本音。

 

【壁】

砂壁なので、爪とぎされたら、ボロボロになります。
ただ、部屋全体の壁を何かで覆うのは大変です。
壁保護シートはくっ付くかも分からない上、大量に必要になります。
ボードなんかで覆うのも現実的ではないかなと。

これもやられたら、その時考えようと。

なので、ひとまずそのままに。

 

と言うことで、

・畳にはジョイントマットを敷く
・襖には爪とぎ防止シートを貼る
・障子にはプラダンを貼り付ける
・床柱には波型クッションを巻く

 

部屋の改装はこんな感じで考えました。

 

あと猫の快適な暮らしのためにエアコン等の設備やグッズ関係。

・ケージ
・自動給餌機
・爪とぎ
・見守りカメラ
・猫ベッド
・おもちゃ
・エアコン交換
・配線対策

等々も必要。

 

これらは部屋を改装してからです。

上記の物についても、機会があればお話しします。

 

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で、実際の施工です。

 

 

まずはジョイントマットを敷き始めました。
重ねてジョイントするだけなので簡単ですが、時間はかかります。

寸法や色の組み合わせも考えながらなので尚更です。

 

 

一応、ホームセンターでだいたいの枚数は把握しています。
畳部分は8畳半なので、144枚と9枚の計151枚の予定。

ホームセンターでは在庫がなかったので、ネットで在庫を確認して通販で買いました。

大きな段ボールで届きます。

 

 

ふち用も使いつつ、色も交互に変えて配置していきました。

 

 

全体に敷き詰めました。
向こう側はふちを付けてちょうど、とはいかず、端っこはカッターで切って調整。

で、なんと計算とは違い、マットの数が足りませんでした。
色もなぜかグレーが多くなり、ケージを置く部分に集中させました。

 

そして、敷いてみて気付く。

出窓部分や、床の間にもやはり必要かなと。

なので、新たにネットで追加注文しました。

 

 

なかなかきれいになったなと自画自賛。

マットが足りなくて、まだ完全ではありませんが。

 

日が差し込むとこんな感じです。

 

畳の上にジョイントマットを敷くのは概ね終わりました。
追加注文のマットを待つ状態。

 

次は襖です。
壁保護シートを貼ります。

ハサミで簡単に切れます。
方眼もついていて分かりやすいです。

けっこう簡単に貼れました。

空気が入らないようにと思いながらも、少し空気が入ったところも。

そして角にきちっと合わせて歪まないように。

 

 

はがす時も簡単にはがせるそうです。

でも、勝手にはがれてこないような絶妙な粘着性。
光沢も抑えられていて透明で、貼ってもほとんど目立ちません。

いい感じ。

ツルツルしてて、これなら猫も引っ掻こうとしないかな。

 

全体に貼るのはひとまず辛抱して、下の方の高さ45cmだけ。

それで様子を見ようと考えました。

 

 

床の間の収納にも同じく45cmの高さだけ貼りました。
とりあえず、猫が立った状態で、爪とぎしようとして、つるつるしててあきらめる高さかなと。

その上をやられたらやられた時、考えます。

 

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「これで何とか守ってくれ」と言う思い。

 

 

床柱には、波型クッション。

ちょうど、ネットでベージュがあってよかった。
これは強力補修テープで固定するだけ。
三段に重ね、一番上は余った分。

とにかく爪とぎされなければそれでよしとしよう。

 

 

すごく適当な留め方。

 

 

障子はプラダンでカバーします。
障子の幅にほぼ同じサイズがあったのでそれを使用。

部屋側は高さがあるので、障子の半分を覆うくらいでいいかと。
切ったりせずにぴったりそのままテープで貼り付けて完了。

 

 

裏の窓側はもう少し高いところまで覆えるように大きなプラダンにしました。
それもそのまま貼り付けて完了。

 

 

小窓の方は枠全体を覆うように貼り付けました。
なんか適当な感じ。

 

 

でも、結果オーライ。
光も透過していい感じ。

 

 

出窓にもジョイントマットを敷きました。

 

 

テーブルや床の間にもジョイントマットを敷きました。
その下には滑り止めシートも敷いてできるだけ固定。

*写真はケージも置いた後

 

 

すべてが完成して、あとは「迎え入れるだけ」の姿です。

 

 

これで、実際に迎え入れてみて、どうなることやら。

 

猫のグッズをそろえたり、エアコンの取り付けや、ケージの設営等、主に週末がんばって、準備に1か月以上かかりました。

完成と思いつつ、達成感と不安が入り混じっていました。

 

実際に飼ってからのこととか…。

 

続報はまた後日。

 

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