生きづらいと感じてきたHSPの私 ~視点を変えればすべてが新境地~ 第1章
前章: 生きづらいと感じてきたHSPの私 ~視点を変えればすべてが新境地~(はじめに)
記事 第1章 ~目次~
1. 生きづらいと感じてきたHSPの私
・「生きづらい」とは
・「HSP」とは
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1. 生きづらいと感じてきたHSPの私
・「生きづらい」とは
私の年齢は今50代後半。70代80代の人達からすれば人生経験はまだまだひよっこでしょう。
かと言って20代30代の人でも中身の濃い人生を送ってる人や、もっと過酷な人生を歩んでる人もいます。
私の人生は平凡と言えば極々平凡。
ただその心の中では生きづらさを感じ、いろいろな葛藤を経て今にたどり着いています。
「今ここ」とブログ名に付けました。長い時を経て、この年齢になって初めて見える景色やたどり着いた境地。この瞬間を味わえる感覚。
例えば、若い頃には関心もなかったことに風情を感じたり、味わえるようになったり。
また、失恋などの自分の心が傷つくようなことがあった時、若い時はただただ落ち込む、悩むばかり。
このままずっと苦しむのではないかとさえ思ってしまうものです。
幾度となくそんな経験をするうちに何かで傷ついた心の癒し方、癒えるまでのかかる時間、癒えた後どうなっていくのか等、自分の心が変化していく過程を理解していきます。
今傷ついたとしても、若いころのような先の見えない余分な不安を感じることはたぶん減っているはずです。
「慣れ」と言うことかもしれません。つまり自分のことがより分かってきます。
私は「HSP」です、とタイトルに入れました。
しかし、HSPという言葉を実際に知ったのは50才を過ぎてからです。
幼い頃の私は「繊細」「感受性が強い」「大人しい」「恥ずかしがり」「気が優しい」等いろいろな言い方で表現されました。
子どもながらにあまりいい気はしてなかった記憶があります。
関心があるからか、本屋に行くと心理物の本がズラッと店頭に並んでいるのに目がいきます。
ここ10年、特に増えたような気がします。
それだけ悩んでる人が増えてるんでしょうか。
HSPという言葉を知ったのは、書店でよく見かけるようになって手に取ってみたのがキッカケです。
「あ、俺のことやんっ」こんな定義があったのか。
新鮮にも思えました。気質についてはいろいろな表現がある中で、ひとくくりで自分の気質や生きづらさをほぼほぼ表現できてるのが新鮮だったんです。
「感受性が強い」とかだけでは、生きづらさや日々漠然とした不安と葛藤している自分を十分には言い表せてないなと思っていました。
「生きづらい」と言ってもいろいろな捉え方があると思います。
その「生きづらい」漠然としてますよね。
一般的には「生きづらい」とは何か私なりに考えてみました。
いろいろ調べていると、
・社会の中に自分の居場所がみつからず、将来への展望が描けない疎外された孤立状態、とあります。
私の場合も確かにそんな感じです。「自分の心の居場所がない」「居心地が悪い」という感じでしょうか。
幼い頃から「いい子」を演じ、親の顔色を窺い、心の居場所を探してきたように思います。思春期になっても友人たちの間で居場所を探してきたように思います。社会にでてより激しい環境に身を置くことになり、一層顕著になっていきました。
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外からは元気そうに見えても他人の心の奥底は見えないものですよね。
だからあまり他人に本音が言えないものです。
「甘えるな、みんなもしんどいのにがんばってるんだ」、そんな周りの無言の圧力が感じられるからです。
昭和40年代~50年代辺りまでに思春期を迎えた世代は軍隊調、体育会系とも表現される、いわゆるどんなことでも「気合いと根性」で切り抜けられるんだという思想を教育やスポ根アニメで刷り込まれた世代です。
洗脳って怖いものです。今でも信じてる人がけっこういます。
では「生きづらい」の「要因」はどうでしょうか。
心理的な面からくるもの、環境等の外部からくるもの、身体的なもの…。
心理的にはHSPという気質も要因のひとつではないかと思っています。
HSPは病気ではなく「生まれつきの気質」。
病気と言われていたら少々ショックだったかもしれませんが。
その他の要因として素人の私が思いつくだけでも、
HSP、アダルトチルドレン、トラウマ、白黒思考、引きこもり、10のパーソナリティー障害、発達障害、不安障害、うつ、PTSD、依存症、摂食障害、統合失調症、適応障害、パニック障害、自律神経失調症、自閉症…。
まだまだあると思いますが。
どこまでが気質や考え方の癖のことでどこからが病気と捉えられるのか正直私には分かりません。
不安だと言って病院に行けば、もしかしたら病名が診断されるかもしれません。
気質なのか病気の症状なのか、似ていて重なる部分もあるでしょうし曖昧ですね。
気質として生きづらいとしても、生きていった先でいろいろな病気につながってしまうことがあるのかもしれません。
環境や身体の要因はどうでしょうか。
・学校でのいじめや周りとの競争、孤立
・家庭での親の期待の押し付け 過干渉 無関心 俗に言う「毒親」と言われる環境
・貧困 DV 身体障害や長い闘病生活等 生きることそのものへの困難
・職場での人間関係 競争 ハラスメント ブラックな環境
・ジェンダーを言えない 女だから 男だから 右利きでないといけない等、周囲の固定観念の圧力の中で本来の自分が出せない状態
日本の国の環境そのものが生きづらさを助長している気もします。
島国で元々村社会の日本。
長い間、家や組織等の集団を優先してきました。「個」は二の次。
戦後復興と経済成長の時代は多くの国民が「希望」を抱いて同じ方向を向いていたのではないでしょうか。
ただ生きづらさが表に出にくかっただけかもしれませんが。
昭和30年代以降、後に大量生産大量廃棄に結びついていった「心」ではなく「物」にシフトしていった時代。
「物」に価値感がシフトされたことで生きづらさにつながっている気がします。
その後バブル景気が崩壊し、経済成長は止まり、西欧の個人主義、成果主義、契約社会、株主優先といった価値観がどんどん浸透してくるとそれだけで日本の国民性にはキツかったように思います。
今もコンプライアンス意識の高まりから、いろいろな法的制限も増え、守られる一方で身動きがしにくくなってきました。
現代は「不寛容な時代」と言われます。
他人の些細なことにメディアやSNS等を使い、大勢で袋叩きにしてしまう風潮。
価値観も多様化し、正に個人が自由になりつつある半面、個人で決めることに慣れない国民性。
「心」の居場所を見つけることに迷ったり、人生に目標を見いだせなくて苦しむ人も少なくないはずです。
自分の「心」の居場所。大事ですね。何かアウェイ感でいっぱい、居心地の悪さに生きづらい思いを抱えている人も多いのではないでしょうか。
ここまで「生きづらい」って何なのか。私なりの見解を書きました。
生きづらさにはいろいろな要因があり、「体 心 環境」が絡み合っているのが実情でしょう。
私の場合はHSPというという気質を生まれつき持ちながらその後の置かれていく環境でより生きづらさを感じていくことになっていったのです。
じゃあ、そのHSPって何か。書店やネットでも持てはやされています。
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・「HSP」とは
HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質を持った人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン」と呼び、頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー)」と呼ばれているのだそうです。
1996年、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士によって提唱されたとのこと。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、生まれ持った性質であることが分かっています。
統計的には人口の15%~20%。5人に1人が当てはまると考えられている『性質』です。
5人に1人もいるのかとも考えられますが逆説的に言うと5人に1人しかいないとも言えます。
そう考えると、HSPは本人が感じるもの・気質であるため、その特性は周りから理解されにくいですね。
傷つきやすく、周りの感情をよく察するために疲れやすいといった繊細な心を持つため、心の居場所を見い出しにくく、いろいろな刺激すべてに対して敏感に反応してしまうので、HSP気質ではない人よりも「生きづらさ」を感じてしまうとされています。
【HSPの特徴4つ】
◆深く考える
・一を聞いて十のことを想像し考えられる
・思慮深く、いろいろな角度から掘り下げて考える
・豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい・物事を始めるまでにあれこれ考え時間がかかる
・生き方や哲学的なものごとに興味がある
◆刺激に敏感で疲れやすい
・人混みや大きな音、騒音が苦手
・人と会うと気疲れしやすく帰宅するとどっと疲労している
・美術や音楽に深く心動かされる
・人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない
・些細なことに驚いてしまう
・時々神経が擦り切れたように感じ一人になりたくなる
・短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
・仕事をする時、競争させられたり、観察されていると緊張しいつもの実力を発揮できなくなる
・デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
◆人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい
・人の気持ちに振り回されやすい 人が怒られていると自分のことのように感じて落ち着かない
・悲しい映画や本などの登場人物に感情移入しやすい
・人のちょっとした仕草、目線、声色などに敏感で機嫌や思っていることが分かる
・言葉を話せない幼児や動物の気持も察することができる
◆あらゆる感覚が鋭い
・音、光、臭いなどに敏感
・身の回りの環境の変化に気付きやすい
・生活の変化があると混乱する
・カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
・チクチクする服などが苦手
・第6感がはたらき直感が鋭い
上記の事例の中で緑の文字は自分で「あ、これこれ」と当てはまった項目です。
同じようなHSP気質の人なら理解してもらえるのではないでしょうか。
第2章では、そんなHSP気質の私が社会人となり、生きづらさや日々の不安が顕著になっていくところから書いていきます。
当時全盛期の生命保険業界に入社し、営業の世界はブラックがまだまだ当たり前の時代背景の中で、どん底の30代~40代半ばに向けて歩み始めます。
次章: 生きづらいと感じてきたHSPの私 ~視点を変えればすべてが新境地~ 第2章
シリーズ目次
生きづらいと感じてきたHSPの私 ~視点を変えればすべてが新境地~(はじめに)
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