【生命保険加入をお考えの方へ】長年生保で営業管理職をしてきた私が本音を語ります
日頃から生命保険のことを考える人はほぼいないでしょう。
でも何かのキッカケで保険に入ろうかどうしようかという機会もやってきます。
その時、あなたはどうしますか。
そんな時の考え方や留意点を生命保険会社で長年営業管理職をしてきた私が、本音で語ります。
~目次~
1.日本人の生命保険加入状況
………◆生命保険・個人年金保険加入率(年齢別)
………◆年代別各月平均保険料
………◆加入目的
2.生命保険加入や見直しを考える時
3.なぜ生命保険に加入するのか
……3-1.生命保険加入の意義
………◆FPの意見
………◆本来の趣旨
……3-2.4つのリスク
………◆死亡のリスク
………◆重い病気や介護等のリスク
………◆医療のリスク
………◆老後等、将来の資金が必要になるリスク
4.生命保険の種類
………◆生命保険の種類は大きく分けて4つ
5.加入で考えること
……5-1.加入経路
………◆保険外交員
………◆代理店
………◆ネット
……5-2.プランニング
………◆保障内容の種類
………◆保険金額
………◆保険期間
………◆保険料払込期間
………◆保険料
………◆受取人
6.最後に
1.日本人の生命保険加入状況
日頃は考えない保険も必要性は感じている人が多いのが現実です。
約8割の方が生命保険または個人年金保険に加入されています。
◆生命保険・個人年金保険加入率(年代別)
■18~19才: 29.3%
■20才代: 60.9%
■30才代: 83.8%
■40才代: 90.8%
■50才代: 88.7%
■60才代: 84.8%
■全体: 83.4%
■男性: 81.1%
■女性: 82.9%
(令和元年 生命保険文化センター「生活保障に関する調査」)
男女ともに80%を超える加入率。ある意味保険が好きな国民性ですね。
◆年代別各月平均保険料
■20才代: 男性:月間約1.2万円
■〃 〃 : 女性: 〃 1.0万円
■30才代: 男性:月間約2.0万円
■〃 〃 : 女性: 〃 1.3万円
■40才代: 男性:月間約2.0万円
■〃 〃 : 女性: 〃 1.3万円
■50才代: 男性:月間約2.4万円
■〃 〃 : 女性: 〃 1.7万円
■60才代: 男性:月間約1.8万円
■〃 〃 : 女性: 〃 1.5万円
(令和元年 生命保険文化センター「生活保障に関する調査」)
◆加入目的
2.生命保険加入や見直しを考える時
日頃、保険のことなんか頭にないのが普通ですよね。
それではどんな時に生命保険加入や見直ししようと考えるのでしょうか。
■ライフステージに変化があった時
- ・社会人になった
‐ ・家族ができた
‐ ・転職した
■生命保険の更新時期
■保険料が家計の負担になってきた時
■新商品がでた時や自分に合う商品を見つけた時
■保険外交員に勧められた時
■身近に入院や不幸ごとがあった時
■自分の健康に不安を感じた時
自分が加入した時はどうでしたか。やはり何かキッカケがあったのではないでしょうか。
3.なぜ生命保険に加入するのか
3-1.生命保険加入の意義
◆FPの意見
テレビや雑誌でよくファイナンシャルプランナー(以下:FP)が生命保険加入のコツや商品の選び方等を語っていますね。
◇FPとは:ファイナンシャルプランナーは顧客である個人から、収支・負債・家族構成・資産状況などのソース
提供を受け、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランニングに則した資金計画やアドバイスを行う
職業・職種。およびその職に就く者。略してFPとも呼ばれる。
(引用元:Wikipedia)
FPの方々の多くは家計の収支等を重視するため、生命保険についても貯蓄性や返戻率等家計にとって「損か得か」の観点から語られる気がします。保険の大切さは分かってのことではあっても、そこを強調し過ぎると視聴者は誤解をしかねません。
「損だの得だの」そんな話を聞くたびに「何か違うなあ」と私は感じています。
◆本来の趣旨
生命保険は相互扶助。助け合い。「一人は万人のために、万人は一人のために」という思いのもと始まったものです。
●私が思う生命保険加入の意義
人生の中で、健康上起こりうる突然の経済的なリスクを軽減するために加入するもの。
生命保険に加入することで少しでも「不安」を払拭できる。安心料。お守りみたいなものです。
*損か得かで判断すると本来の趣旨から外れる可能性があります。
お守りとはいえ、私は実際に保険で救われた方をたくさん見てきました。
「今朝まで元気だったのに…」「自分がこんなことになるとは…」
人生何があるか分かりません。だからこそ一定の「備え」は必要ですよね。
一定程度は必要経費だと考える方が妥当です。
当然、家計の負担が大きくなって生活が困窮するなら本末転倒ですが加入の意義・趣旨は間違えてはいけません。
この低金利時代において、特に保険に貯蓄性を求めるのは厳しい環境であるといえます。
故に返戻率ばかりに気をとられるより、むしろ掛け捨てで保障を「買いとる」感覚の方が合う気がします。
また、近頃投資的な保険も出ていますが、外貨建等の投資的な保険は「投資」と割り切った方がいいように思います。
3-2.4つのリスク
大きく分けると人生では健康上4つの経済的リスクがあると言われています。「4つの不安」とも言えます。このリスクがあるから生命保険で備えておこうという訳です。
◆死亡のリスク
・自分に万一のことがあったとき、大切な家族がちゃんと生活していけるのか。
また相続が争族になるリスクも考えられます。
◆重い病気や介護等のリスク
・思いがけない重い病気にかかったり要介護状態になったりすると、それまでの生活が保てなくなります。
高額の治療費や収入減による生活費の困窮…。
要介護等は特に何年続くか予測できないのがより不安なところです。
◆医療のリスク
・入院すると様々なお金がかかったり、また、入院や通院が継続すると収入が減少することも考えられます。
健康保険等の公的制度では賄えないものがたくさんあります。
◆老後等、将来の資金が必要になるリスク
・必要な時期と目的に合わせた準備ができていないと、夢や希望を実現できないこともあります。
いわゆる「長生きのリスク」。
長生きはいいことでも、健康で生活にも困らないことが前提です。
生命保険はこの「4つのリスク」への不安を軽減するために加入し備えるもの。
年輩の方でよく「子供に迷惑かけたくないから」という理由で保険の見直しをされる方もけっこうおられます。
若い世帯主の方も、自分に万一のことがあっても「子どもにちゃんと好きなことをさせてやりたいから」というのもよく聞きます。
生命保険加入の意義や目的は人それぞれです。加入を考えるなら「何のために加入するのか」は意識しておきたいですね。
4.生命保険の種類
◆生命保険の種類は大きく分けて4つ
前述の「4つのリスク」に備える生命保険。
現在、様々な保険がありますが基本の形は主に4つです。
そこから派生して死亡保障だけでなく、生前給付型になったり、特約が付いたりして複雑になっています。
●定期保険
保障性大。資産形成効果小。保険料小。
終身保険に比べて割安な保険料で、大型保障が確保できる。
いわゆる掛け捨てタイプ。
●終身保険
保障性中~大。資産形成効果小~中。保険料中~大。
終身にわたる保障を確保でき、資産形成も可能。
解約払戻金が少しずつ貯まるタイプ。
●養老保険
保障性小~中。資産形成効果中。保険料中~大。
万一時のみでなく、満期時にも保険金を受け取れる。
満期時に死亡保障と同額が戻るタイプ。
●年金保険
保障性小。資産形成効果中~大。保険料中~大。
保険料払込期間満了後は、毎年年金として決まった額を受取れる。
積立期間中は多少の死亡保障もあるため保険と名がつく。
●その他
医療保険、がん保険、所得補償保険 等…
5.加入で考えること
5-1.加入経路
加入経路。つまり、どこから加入するか。保険外交員、「〇〇の窓口」のような代理店や銀行の窓口、更にはネットでの加入等々。
主な経路の特徴をみておきましょう。
◆保険外交員
私の仕事もこの保険外交員を指導・管理する仕事なので内部の人間としてお伝えします。
●メリット
■営業担当者ができ、保全や給付金請求等でも自宅や職場等に訪問してくれる。
■職場によっては定期的に訪問している、自宅にも給付モレ等がないか定期的な訪問や連絡がある。
■分からないことがあるときなど気軽に連絡できたり、訪問もしてくれる。
*因みに過去の大震災時は各生保の外交員が担当のお客様の安否確認に動き、各生保も特別対応で保険金・給付金の支払いに対応。外交員制度のすばらしい部分でした。他の形態の生保では安否確認はほぼないといっていい。
●デメリット
■保険料に外交員の人件費が反映されている。
■営業担当者となった外交員とのやりとりがわずらわしい人にはしんどい。
■しつこく提案してくる外交員も中にはいる。
●加入や見直しを勧められたらどうするか
〇 信頼できるケース
■信頼している外交員である。
■説明が簡潔丁寧で内容に納得感がある。
■デメリットもちゃんと説明がある。
■保険料が妥当で支払いが継続できるレベルである。等
△ 少し考えた方がいいケース
■あまり知らない外交員である。
■メリットばかり言ってくる。
■保険料の差額ばかり強調する。
■内容が理解しづらい。等
△の場合は、とにかく即決せず『プランのデメリット』『なぜこのプランなのかの根拠』を確認してみて下さい。適切な返答があれば信用もできるかもしれませんが、しどろもどろになったり、適当な返答なら、断るか、保留か、他社と比較してみるのもひとつの考えです。
ただし、新人外交員のような場合、上から言われたプランニングを持ってきてることもあるので、いろいろ質問や注文をつけてもらって誠実に対応するなら検討してあげてみて下さい。誰しも新人時代はあるから…。
●外交員によくあるプランニングのパターン
■お客様のニーズに一生懸命応えようとする。
■必要保障額のデータに合わせる。
■会社の推奨するモデルプラン。
■加入しやすそうな保険料に合わせてくる。
■新しい保険種類をプラスしただけのプラン。
■自身の成績に合わせてくる。 等
最後の「自身の成績に合わせる」のは論外ですが、ベテラン外交員なんかにたまに見られます。
なじんでる、信用してるからと言いなりにならず、前述の質問をする等、きちんと自身の考えと照らし合わせて検討することが大切です。最後は「人」です。よく見て下さい。
◆代理店
●メリット
■複数の保険会社から商品毎にカスタマイズできる。
■自ら赴くことができ、営業担当者とのしがらみが少なく済む。
●デメリット
■契約後の保全は代理店と電話・ネット・郵送が基本で訪問サービスはない。
■保険会社によっては直接連絡の必要あり。
■万一、代理店が倒産や解散の場合は加入した保険会社毎に直接やりとりする必要がでてくる可能性あり(保険会社を分けて加入の場合)。
■多くは代理店が推している保険から勧められる可能性あり。
■何十社以上の保険取扱いを謳っていてもその商品を一つひとつ理解している人は ほぼ皆無、というよりムリ。
◆ネット
●メリット
■手軽に申し込める。
■保険料が安い。
■分かりやすい商品が多い。
■医師の診査がいらない場合が多い。
■営業担当者とのしがらみが少ない。
●デメリット
■契約後の保全は電話・ネット・郵送が基本で訪問サービスはない。
■シンプルな保障内容が多く、カバーできるリスクの範囲が限定的。
■保険会社の安定性に不安。
それぞれに一長一短あります。
リスク分散のために商品毎に生保会社を分けたり、各生保商品のいいとこ取りで組合せることもひとつの考えです。
逆に、ワンストップサービスとして「この会社のこの人に言えば生損保すべて分かる」とまとめるのもひとつの考えです。
私は生命保険の場合、1社にまとめられる方がお勧めです。1社にまとめるのは代理店でも可能です。
保険会社を分けると申込みも保全手続きもそれぞれに発生します。万一の場合や入院などで連絡や給付手続きがスムーズなのが一番です。
日頃考えない保険だからこそ1社ですべて把握できるようにしておくメリットは大きいと思います。
5-2.プランニング
◆保障内容の種類
前述の「4つのリスク」をカバーする保険の種類は大きく分けて4つありました。
次は保障内容の種類を見ておきましょう。
●死亡保障
死亡保障は遺された家族への思いやりと言われます。
ライフサイクルの内容や時期によって必要な保障額は変わってきます。
年輩の方なら「自分の葬儀代くらいは…」と考えることも多いようですが、働き盛りの方や扶養家族のいる方はやはり必要性の高い保障だと思います。
加入するか、どれくらいの額にするかは、最終的には自身の価値観や保険料の支払い余力にもよります。
相続対策としても有効です。
●医療保障
主に入院や手術に備える保障。入院1日目からの保障は一般的になりました。
一番自分が使う可能性の高い保険です。
健康保険や高額療養費制度などの公的医療保険制度では賄えない部分を医療保障で備えればいいでしょう。
一般的に入院日数は短期化しているものの、自己負担額は高額になる可能性があります。
保障内容の手厚いもの、そして長い期間の保障の方が安心ですね。
●生前給付型の保障
その病気や状態になった場合に、先に保険金が受け取れるタイプの保障。
代表的な物として、三大疾病保障、介護保障、身体障害保障、認知症保障等々
時代のニーズに合わせて新しい保障がでたり、内容がバージョンアップしています。
死亡保障と兼ねたものがほとんどです。
保険料は死亡保障だけの保障より割高です。
自分の心配なものはしっかり備えておきたいですね。
●老後の保障(年金保険)
基礎年金や厚生年金だけでは老後の生活は賄えなくなりつつあります。
様々な貯蓄はありますが、計画的に老後に備えられる年金保険は一考の価値ありですね。ただし昔ほどの貯蓄性はないこと、積立て途中の解約は元本割れすることの方が多いことは含んでおく必要があります。
しかし、年金は一般の生命保険とは別枠で保険料控除があるのはお得なところです。
◆保険金額
●必要保障額とは
一般的には万一の場合に必要な保障額を指します。
■昔: 必要保障額=月収×0.7×12カ月×(22才ー末子年令)⇒ 世帯主の場合
一律的にこのような計算で必要保障額が語られてきました。
■今: 必要保障額=支出 - 収入
これが一般的になっています。
・【支出】:生活費 住居費 教育費 税・社会保険料 等
・【収入】:遺族年金 死亡退職金 配偶者の収入 等
「死亡のリスク」に対して、「国等による保障」「会社等による保障」での不足分が「個人で備える保障」です。
ライフイベント毎に必要な保障とその保障額は変化しますので、ライフイベントに合わせた保障を準備することが大切です。
*ライフイベントとは「入学」「就職「結婚」「出産」「マイホーム建築」等、人生の大きなできごとのこと
●他のリスクの必要保障額(一例)
■三大疾病保障の場合。
- 高額の治療費 当面の生活費や収入減の補填
私の先輩は40代半ばで若くしてがんで亡くなりました。人間ドックで発覚してから5カ月後です。
元気だったのにあっという間に…。
最初の数カ月で検査や治療費で数百万円が吹っ飛んだそうです。
保険会社に勤めながらもがんの保障にはあまり加入してなかったようで、やりくりに困ってられました。そんなことにならないようにしたいものです。
■介護・身体障害保障の場合。
- 初期費用 生活費や施設、治療費等、最低3年~5年分程度
介護や身体障害状態は何年も続くことが想定されます。そのために家族が仕事を辞めて介護に従事する方もおられます。
家族同士ほどお互いにわがままがでるそうです。介護でのもめごと、介護うつ…。問題になっていますが資金にゆとりがあればヘルパーにたまに入ってもらったり、少しでも救われるはずです。
◆保険期間
■子供が独立するまで。
■自分の定年まで。
■一生涯。
上記はひとつの理想です。
多くのプランニングでは保険料を安くするために最低限の期間にすることが多いのが現実です。
若い方、まだまだ子供をできる可能性がある方等、環境が変わる可能性がある場合は、特に保険の進化も激しいので見直しの機会があることを見込んで短めにすることもあります。
◆保険料払込期間
■子供が独立するまで。
■自分の定年まで。
■保険料を安くするため一生涯またはできるだけ長めに。
自分の将来の収入や家族構成との関係で検討して下さい。
◆保険料
安いに越したことはないですが。安かろう悪かろうにならないよう、必要経費との位置づけで検討下さい。払っていけるかが焦点です。
定期保険タイプは「更新型」と言われるものが大半です。
保険料は更新の都度、その年齢での保険料となるため保険料はアップします。
それも踏まえて検討下さい。
ただし、前述のように若い世代の方は将来的に保障内容の見直しもあり得ますので一概には言えません。
保険は主に年齢で保険料が決まるのでリスクの低い若い人の方が安くすみます。
また保険料は年末調整で保険料控除が「一般の生命保険」と「年金保険」でそれぞれ控除があります。
家族構成や年収等で変わりますが税金が返ってきます。
一般的に何千円も返ることが多いです。利息と思えばけっこう大きな金額です。
◆受取人
●受取人と税金
契約者と受取人の関係で保険金受取時の税金が違ってきます。
■契約者 被保険者 受取人 税金種類
・夫 妻 夫 所得税 住民税
・夫 夫 妻 相続税
・夫 妻 子 贈与税
つまり、保険料を負担する保険のオーナーである契約者と保険金受取人の関係で変わります。誰がお金を出して、誰が受け取るか、ってことです。
基本的には高くつく順に贈与税、所得税 住民税、相続税です。
ただし資産家は相続税対策はしておいた方がいいと思います。
●保険金の非課税枠
また受取人を相続税対象にしておくと、「保険金の非課税枠」を使えます。
「500万円×法定相続人数」分を相続財産から差し引いて相続税の計算をしてくれるので資産家の方は使わない手はありません。
●受取人と相続
「相続税」は資産家だけのようですが「相続」は誰もが対象になり得ます。
少しの財産の方が揉めるケースが増えているのです。
小さな実家をめぐって仲が良かった兄弟が骨肉の争いになることもしばしば。
そんな家庭を仕事柄、たくさん見てきました。「うちは大丈夫」はありません。
「遺言」があればいいのですがなかなかないことがほとんどです。
このため、例えば、争いにならないよう保険金の受取人を実家を引き継ぐ子どもにしておくのも一つの相続対策です(契約者をその子どもにし、生前贈与で保険料を支払っておくと税務上尚ベター)。
そして実家の相続で子息達が分けるはずの現金相当の保険金を受取らせ、実家を引き継がなかった兄弟に代償分割金として支払うことで相続を収めるといった方法です。
6.最後に
多くの方が生命保険に加入している中で、あなたが保険に入ろうか、あるいは見直そうかとお考えであればぜひご参考にして下さい。
健康状態によっては加入できなかったり、保険料が高くなるなどの条件がついたりします。
生命保険は突然身体に何が起こるか分からないから備えておくもの。加入すると決めたのならお早いめに。
ここまでいろいろなデータも挙げながら述べてきましたが、一番言いたいことは
●なぜ生命保険に加入するのかよく考えること
■「保険加入の意義」を間違えないこと。
■「4つのリスク」を意識しておくこと。
●加入経路をよく考えること
■保険外交員や代理店で加入する場合、「人」や「プラン」をよく見ること。
■加入経路は加入後も影響してくるもの。
■様々な加入経路はあるも1社にまとめて加入するのがおすすめ。
●プランニングでは6つの項目について根拠やデメリットもよくみること
■特に意識するのは保障内容・保険金額・保険期間・保険料払込期間・保険料・受取人の6つ。
■なぜこの保障を付加するのか。
■なぜこの額なのか。
■そのプランで何がいつまでカバーできるのか。
安易にならず、自分の考えを持って、しっかり確認してから加入の意思を決定していくことが大切です。
ぜひ、ご自身の人生がより豊かに少しでも不安のない生活になるよう一助となれば幸いです。
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初めまして!
いつも記事を楽しく読ませていただいております。就活中の大学生です。
特に生保の話、の記事は就活中に大変参考にさせていただきました。ありがたいことに生保各社から複数内定をいただいておりまして、営業部長を目指すコースで頑張ってみようかな、と考えております。
大変苦労されたと、記事では読ませていただきましたが、長らく生保業界で働かれてきたヒコ爺さんは、営業部長職についていかがお考えですか?
中堅生保の総合職の方がいいのかなぁと考えたりもしています。
お時間ございましたら、ぜひお返事をください!
いつも読んでいただきありがとうございます。
私が入社した平成初めはバブル崩壊の時期。大変な経済状況とパワハラもまかり通る時代でした。今は時代の変換期。ようやく本当のお客様本位を目指し、成果主義も和らいでいます。パワハラ撲滅にも本気です。IT化も進み、営業の形も変わりつつあります。営業職員を中心に人海戦術の大手生保はまだまだ女性が中心だと思います。性分に合うなら素晴らしい仕事です。イキイキやってる若い営業部長も多いです。収入もピンキリですが30代で年収千数百万の人もざらです。ただ自分の店の責任者になるので、昔のような長時間労働ではなくとも5時や6時に帰れるような気楽さはありません。生保の営業部長を目指すなら大手生保がいいと思います。中堅生保のよさもあるでしょうが、仕事のしやすさがまるで違います。世間に名が通っているかどうかでお客様や企業の反応は全くちがいます。給与や制度の待遇もおそらくレベルが違うでしょう。目指されるのであれば、ぜひがんばって下さい。
お返事ありがとうございます!
仕事の難易度の高さに、自分にやっていけるのかなぁという不安がありましたが、そう言っていただけて腹が決まりました。
HSPの記事でも、ヒコ爺さんの半生を壮大に振り返られていたので、今まで抱えられた苦労やお仕事の難しさをリアルに知ることができました。
お役職のお名前から、たぶんヒコ爺さんの後輩になるのかな?と思います。
精一杯頑張ります!
そうですか。それはよかったです。
因みに総合職ですが、数十年前まではエリートコースを行くなら総合職と思われてましたが、今は違います。
総合職も出世するなら、よほどの学歴で仕事ができるか、かなり仕事ができるかです。超高学歴で鳴かず飛ばずの人も大勢います。総合職は点数がつけにくく、ついた部署によって左右されることもあります。なので、総合職でも営業管理職に手を挙げる人が増えています。点数がハッキリつくからです。実力しだい。
◾総合職メリット
・様々な職種につける
・営業管理職に出ても向いてなければ内勤に戻れる
◾総合職デメリット
・様々な職種につくので、全く畑の違う部署などもあり大変
・転勤がある
・点数がつきにくく、ついた部署や上司で左右されやすい
・出向もある
◾営業管理職コースのメリット
・会社の枠の中ではあるが、一国一城の主
・自由になる資金もある(制約はあり)
・水が合えば、やりがいがある
・点数がつきやすく、実力しだい
◾営業管理職コースのデメリット
・基本的に営業畑からは変わらない
・数字や時間に追われる「向いてない場合は辛い)
・早朝からバタバタ 遅くまで長時間労働である
・転勤がある
などなど
将来的には転勤も働く時間帯も選択できるようになるかもしれません
お返事が遅くなってすいません。
お仕事のお話、詳細にありがとうございます。
父も自営業で、家族も、周囲の大人も地元から出たことのない人が多く、なかなか相談ができなかったので助かりました。
総合職がエリートコース!と思っていたのですが、時代は変わる、と言いますか、そういうわけでもないのですね!
新しく更新された記事、今から読ませていただきます♪
ありがとうございました。