【改葬後 永代供養】としました
前回の記事で書いたように、無事に「改葬」を終えました。
ホッとする間もなくその足で新たな納骨先へ向かいました。
1. 「改葬後」どうするか
2.「永代供養」とは
3.「真宗大谷派(東本願寺) 大谷祖廟」を選択
4.永代供養の実行
5.まとめ
1.「改葬後」どうするか
・そもそも改葬した理由は
私のモヤモヤした思いでした。
・「檀家」として今後もこの気難しい住職と付き合っていくのか
・寄付を言われるたびにしないといけないのか
・いとこが父と同じ墓にいる違和感
・益々薄れていく親戚付き合いの中、誰もかれもこの墓に入っていくのか
・私の子供らに将来、墓守をさせるのか
なので、新たに墓を建立となると、墓石でかなりの費用がかかり、また新たな寺との檀家としての付き合いが起こります。
将来子供たちに墓守をさせることにもなり、何の意味もありません。
初めから「永代供養」ありきでした。
2.「永代供養」とは
・「永代供養」とは
遺族や子孫に代わって霊園や寺院などが遺骨を管理・供養すること。すべてお任せするかたち。
「永代」=期限を設けずいつまでも 「供養」=弔いをすること
・身寄りのない方や跡継ぎのない方
・墓を建立する費用を工面しにくい方
・子供に墓守の苦労をかけたくない方
等々が永代供養を選択されることが多いようです。
永代供養をいろいろ調べてみました。
ひと口に永代供養と言っても種類やかかる費用もいろいろでした。
・永代供養の代表的な種類
・永代供養墓(約3万円~約50万円)
✓合祀墓などとも呼ばれます。不特定多数の方々と共同で1つの墓に埋蔵されます
・納骨堂(約50万円~)
✓納骨堂は遺骨を安置する屋内型施設のこと
✓個別スペースが並ぶロッカーのような「ロッカー型」
✓仏壇が並ぶ「仏壇型」
✓お参り用ブースで個別に骨壺が自動で呼び出されてきてお参りできる「自動搬送型」等々
・樹木葬(約10万円~約80万円)
✓寺院や霊園の敷地内に樹木葬のスペースがあり、シンボルツリーのそばや芝生等のガーデンに遺骨を埋葬
・海洋散骨(約5万円~40万円)
✓新しい埋蔵のカタチとして海に遺骨を撒く方法
TVニュースで、永代供養のことをやっていました。
「自動搬送型」でしょうか。立体駐車場のように遺骨が機械的にスイッチひとつで出てきてお参りできるようなのが紹介されていました。現代風といえばそれまでですが「なんかなあ」って見てました。それにそこが倒産したり建物が老朽化したらどうなるのかな、とか。
今、「樹木葬」にする人や、そうしたいとの相談も激増しているそうです。
3.「真宗大谷派(東本願寺) 大谷祖廟」を選択
・永代供養先の決定
「ご縁」とか「引き寄せの法則」って本当にあるんだなと思います。
父の弟で3男のおじさんは「真宗大谷派(東本願寺)大谷祖廟」に永代供養で埋葬されている、とその娘である私のいとこ姉妹から聞きました。
「あっ、それええなぁ」
休日に一度現地を訪れました。
「あっ、ここ覚えてる!!」
家に帰って古いアルバムを見ました。幼い頃、よくお参りに来ていたのです。
私には死産した双子の兄がいて、ここに眠っていることを思い出しました。
この瞬間、自分の中ではほぼ決定。「きっとおじさんや、兄さんに呼ばれたんや」
そこに埋葬されているおじさんの妻、私のおばさんに相談してみました。
そこにスムーズに納骨するには同じ宗派のお寺の紹介がいるとのこと。
おばさんが自分が檀家のお寺に聞いてあげるということになりました。
もしかしてまた「檀家」にならないといけないのか、と不安がよぎりました。
結果、そのお寺の大谷派での会員番号を書いた大谷祖廟の納骨申請書をいただけました。
要は檀家にならずにただ紹介状をいただいたようなかたちです。
*後で分かりましたが、所属寺がなくても納骨はできるとのこと
·真宗大谷派(東本願寺) 大谷祖廟とは
大谷祖廟の案内冊子(写)は下記画像の通りです。
詳細は画像で確認下さい。
関心のある方は、大谷祖廟の公式サイト 下記URLへ
大谷祖廟|真宗大谷派(東本願寺) (higashihonganji.or.jp)
・決め手になったメリット
・住所地から近い
・費用が明確で比較的安く済む
・個別に読経を頼む以外に以降の費用はかからない
・私の兄やおじさんと同じ墓所である
・歴史ある寺院で安心(親鸞聖人も埋蔵されている)
・「檀家」からの解放
・将来、子供に墓守をさせなくて済む
・常に読経してもらえる
・自分の墓もこれで決まり
・この永代供養のデメリット
・合祀墓のため埋葬後は二度と改葬できない
・法要やお盆等の読経で家に来てくれたりはない
・個別で現地にて読経は頼める(基本1,000円~7,000円)が、他の同時刻の他遺族と合同で、あくまで法要事の読経はない
(個別の読経は50,000円であり)
・他宗派だった人にとっては改宗になる
・他宗派からの納骨の場合、戒名はなくなり生前の本名での納骨になり、家にある位牌は微妙なものになる
私の家は元々は禅宗の一派の「曹洞宗」だったのが祖母の意向で同じ禅宗の一派の「臨済宗」になりました。
禅宗はざっくり言うと「只管打坐」。座禅により悟りの境地を開くというもの。
私が選んだ真宗大谷派は「他力本願」。「南無阿弥陀仏」と唱えることで浄土にいけるとするもの。
仏教でもいろいろですね。
基本的に私はその辺のことは全く気にしてませんが。
4.永代供養の実行
・実行の日の流れ
2022年3月某日、午前中に改葬後、午後にその足で「大谷祖廟」へ行きました。
予約は必要なし。14時からは受付が中断するため、13時30分過ぎに事務所に行きました。
その日の申込状況から納骨の実施は15時。時間を持て余しました。呼んだ親戚にも神経を使いました(汗)
【持ち物】
・遺骨
・「納骨永代経申請書」(遺骨の人数分)
・費用
遺骨は、父の遺骨は白い布袋に入れたまま、祖父母は土に還っているので墓の土をパックに入れたまま、母は納骨前なので骨壺にいれたまま、すべてそのまま誰のものかわかるようにして渡しました。
申請書は内容を確認され、他宗派からの場合は生前の本名での納骨。そして納骨後は合祀墓のため、再度改葬はできないと念を押されました。
費用は冊子の画像やサイトに記載の通りですが、私は祖父母は彼岸会に永代読経の1人4万円。父母は祥月命日と彼岸会に永代読経の1人7万円で申込みました。何とも庶民的に中間の部類を選択(笑)
15時に事務所で対象者の家族が呼ばれ、本堂へ。そこで各家族の遺骨が並べられ、まずは説明と読経。
続いて外へ出て階段を上がり、墓所へ。
再度説明の後、各遺骨を納骨、そして読経。その間に各家族が順にお香をあげお参り。
これで納骨完了。ざっと30~40分で終わり。あっけない感じでした。
この日はその後、改葬・父13回忌・母1周忌を全部合わせて法要の会食をしました。
永代供養までが無事終わって少しホッとしながらも、息は抜けず親戚に神経を使い果たしました。
特に墓に入っている、いとこの家族に神経をすり減らしました。
大したことをした訳ではないかもしれませんが、自分の中では大役を果たした安堵感と果てた気分でいっぱいでした。
そのせいか、季節の変わり目のせいか、その後思いっきり体調を崩しました。永く永く…(汗)
5.まとめ
・霊視で思いを確認
スピリチュアルのことに関心が強く、信じている私は、よく当たる霊視の先生に見てもらいにいきました。
母は生前、歳を追うごとに父に対しての不満を持っていました。若い頃のことを「今になって」と思うほどに不満タラタラで嫌っていました。
霊視の先生がいきなり「お母さんは迎えに来たお父さんを無視して通り過ぎていかれてますけど、何かありましたか」と言われ、「あら」と。同じ墓には入りたくないと思っているので合祀墓でよかったと思っておられますよ、と。
父は「自分の代で墓のことをキチンとできなかったのでよかったと思われてますよ」と。もうこれ以上何回忌とかもしなくていいと言っておられます、と。
何か安心しました。
私が永代供養をした体験をそのまま書きましたが、人それぞれ置かれた状況は違うと思います。
全国には様々な様式の永代供養があるようです。
時代の変化も激しい時ですからぜひご自身の家の状況に合った方法を模索されてはいかがでしょうか。
以下のサイトは全国のお墓さがしに限らず、様々な埋葬のやり方も載っています。ご参考にして下さい。
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